2015年1月25日 (日)
アテフ・ハリム&仁賀 環 新春デュオコンサート

大寒の季節にしては春のような暖かい今日、Salon Classicではアテフ・ハリムさんと仁賀 環さんの楽しい新春デュオコンサートが行われた。エジプト人の父とフランス人の母を持つアテフはカイロ生まれのパリ育ち、1993年の今日、日本にやってきて今日から日本生活22年目に入るという大の日本ファン。かたや環さんは日本の音大を卒業して後、パリ国立高等音楽院に音楽留学、以来23年間パリ生活を送ったパリジェンヌ。この二人が今日、森 明美さんの名司会の下熱演を演じた。

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一部の曲についてだけ少し印象を述べたい。ブラームスの”雨の歌”はその副題に捉われたのか、いささか湿っぽく、内省的に感じられた。バッハの無伴奏ヴァイオリンは何だか山深い木立の上で仙人が一人、天に向かって奏でている風で、その玄妙な響きに魂が揺さぶられた。

ドビュッシーはいかにもフランス的で、その曲名を見るだけで勝手な想像が膨らむ。ドイツ音楽が精神的だとすればフランス音楽は視覚的だ。「音も香りも夕暮れの空に漂うと、ロマンティックな気分に」なったし「アナカプリの丘にナポリ民謡が聞こえたきそうな感じ」がした。また有名な「亜麻色の髪の乙女を聴くと、モネの日傘をさす女が自然と浮かんで」きた。

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