2015年4月20日 (月)
チェロの音色に心酔して

ベルギーよりブリュッセル王立音楽院准教授のニコラ・デルタイユ氏を迎えてこの二週間、たっぷりとチェロの音色を楽しんだ。ただし最初の一週間は東京だったため私は聴けなかったが、後半の一週間は芦屋のSalon Classicだったため、ほぼ毎日、昼夜のコンサートで同氏のチェロを聴いた。

大きな楽器であるチェロは航空券が一人分優に掛かるので持参せず、国際楽器社、松永修会長のご好意により同氏ご所有の名器をお借りすることにした。その名器を奏でる本人もブリュッセルのエリザベート王妃音楽院及びニューヨークのジュリアード音楽院出身の名演奏家。それを小さなアットホームなホールで聴くのだからこれ以上の贅沢はない。

チェロ漬けとなった私はその美しい音色をどう表現したらよいものかと悩んだ。大きな図体から溢れ出る奥深い艶やかな音色、力強い音量、いや、それだけではまだ十分言い尽くせない。ヴァイオリンのキラキラした音色を完全に覚醒したときの音だとすると、チェロはまだ半分眠っている、夢うつつの状態の甘い音色、魔法にでも掛けられたように薄いベールで被われた奥深い音色とでも表現しようか。

それに加えて演奏者の性格が音楽には滲み出る。ニコラは非常にソフトで穏やか、おっとりとした性格で絵画、写真など芸術一般に関心を示す。そのようなセンスのよさが演奏にも出て多くの人の、特に女性の人気が高かった。その証拠に持参した多数のCDが最後のコンサートを待たずして売り切れる状態だった。

今回はThe Spring Joint Recital またはConcertと銘打って多くの人たちと演奏をした。ピアニスト、ヴァイオリニスト、フルーティストと共演したほか、声楽家の人たちともコラボした。全部は到底追い切れないので、芦屋編に限り、そのいくつかを写真だけで追ってみよう。

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