2012年4月12日 (木)
ディディエ・ポスカン(Vc)&川崎智子(Pf)

2012.4.12(木) 14:00~

Salon Collina

 

今日は朝から快晴。この時期にしては珍しく富士の霊峰が雲の上に顔を出している。柔らかい春の日差しが庭に面したガラス戸から入ってきて、サロンの白壁に反射して和みを感じる。そんな中、ベルギーから来日したチェリストと地元葉山のピアニストがデュオを組んでの得も言われぬ名演奏に酔いしれた。この美しい生演奏はCDなどと違って、サロンの傾斜した天井、凹凸のある壁、段差のある床に乱反射して、われわれ聴衆に上下左右から降り注いでくる。このかけがえのない音楽的空間をどのように形容したらよいのだろう。魔法にかかった極楽鳥と孔雀が色だけ残して妖精となって聴衆の周辺を徘徊していたとでもいうか、一口にはいえない青、赤、黄の色彩豊かな音色が適量に響いていた。

プログラム

チェロソロ    J.S.バッハ:   無伴奏チェロ組曲
ピアノソロ    J.S.バッハ:   平均律第2巻より第1番(ハ長調)
S.プロコフィエフ: 「ロミオとジュリエット」作品75より
「少女ジュリエット」
R.ラフマニノフ:  愛の哀しみ
チェロとピアノ  F.シューベルト:  アルペジオーネ・ソナタ D.821
サン=サーンス:  白鳥
S.ラフマニノフ:  ヴォカリーズ 作品34-14