2001年7月29日 (日)
ディヴィッド・コレヴァー&漆原啓子デュオリサイタル

2001年7月29日(日)午後2時~Salon Collinaにて昨年2月29日(潤)、今年新年1月7日に引続き三度目の 名コンビ演奏、60名の喝采を浴びる。

プログラム

L.ベートーヴェン: ヴァイオリンソナタ Op.30-1
S.プロコフィエフ: ヴァイオリンソナタNo.1 f-moll
F.シューベルト: ロンド h-moll D895-Op.70
F.リスト: 超絶技巧練習曲 第5番 「鬼火」(ピアノソロ)
M.ラヴェル: 「水の戯れ」(ピアノソロ)
F.クライスラー: 「愛の喜び」「愛の悲しみ」
V.モンティ: チャールダーシュ

プロコフィエフのモダニズムに引かれた。硬質でダイナミック、音楽美が硬く凝縮して 氷塊となり、虹を射す。涼しげでもある。 ヴァイオリンを持つ左手5指が何度も蝶の羽のように丸く高く舞い落ちる。ラヴェルを聞いているといつのまにかセザンヌの絵を 見ている。夏にふさわしい水の戯れ、木立の中で水浴している光景が脳裏に浮かぶ。楽器色の連想からかヴァイオリンの音が琥珀色に、ピアノの音がモノクロームに見えてくる。

終演後、夏の夕暮れ、庭に出て涼しい風に吹かれながら、誰彼なしに話し合う。これがSalon Collinaの魅力の一つ、舞台を下りた素顔のアーティストに出会う貴重な一時でもある。

 ( 日 ) ディヴィッド・コレヴァー&漆原啓子デュオリサイタル