2017年7月31日 (月)
伊東くみ&Nicolas Deletaile Duo Recital

一昨日(7/27)の甘美でセンチメンタルなチェロもいいが、昨日(7/28)の手応え、いや耳応えのするチェロ定番を聴いて少しだけ通になった気分になった。昨日、Salon Classicで催した伊東くみとニコラ・デルタイユ氏のプログラムは次の通りだった。

1.バッハの無伴奏チェロ組曲BWV1007、この曲は1717年頃の作品というから300年前に作曲されたことになる。それがカザルスに再発掘されてからチェリストの聖典的作品となったという。この無伴奏のチェロを聴いていると、どこかに祠(ほこら)の空洞感が漂う。

2.次はベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69、チェロとピアノがピタッと息が合っている。この曲は1808年に作曲されたチェロの新約聖書だというから上記のバッハより100年近く新しいことになるが、ダイナミックで軽快、実に心地よい。体中のアカが洗い流されるような気分になった。これが新約ならバッハは旧約聖書というべきか。

3.ショパン バラード第3番変イ長調 Op.47 ピアノ・ソロ

4.フォーレのチェロ・ソナタ第2番ト短調Op.117、上品でしっとり落ち着いた美しさ、チェロが光を放てばピアノが影を作る、印象派の画家が描く絵のタッチ、これが今日は一番好きだったかなぁ?!

5.ショパン 序奏と華麗なるポロネーズハ長調Op.3 長くなるので今日はショパンには触れなかった。

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