2019年5月7日 (火)
古田昌子&坪井真理子デュオリサイタル

昨日のフランス歌曲に続いて今日(5/6)はドイツ歌曲と令和入りから歌曲コンサートが続きます。久しぶりに多くの詩を読むいい機会となりました。ゲーテはじめの有名な詩人の詩には含蓄深いものがありこの歳になっても勉強になります。

今日は古田昌子さんのメゾ・ソプラノの美声を坪井真理子さんのピアノ伴奏で聴きました。どちらもヨーロッパ在住経験長く、日本人離れした味をたっぷり披露してくださいました。歌曲は詩、つまり言葉が大切です。そしてオペラと違って声よりもより言葉が重要です。日本歌曲がしっとりとしているのに対し、フランス歌曲が小粋だったり、ドイツ歌曲が崇高だったりするのは詩のテーマと、それに合わせた曲質によるのでしょう。またその言語が持つメロデイー感やリズム感、発音機構によるのでしょう。日本の詩歌は多分に自然の四季を、フランスのそれは愛を、ドイツのそれは人生、運命を愛でたものが多く、それらを日本語はリズム感より高低のメロディーで、フランス語やドイツ語はメロディーよりも強弱のリズムと特有の発音機構で歌うから、それぞれ独特の味が出るのでしょう。

今日は用意された日本語訳を読みながら原語歌曲を聴いていましたが、全部、日本語訳の歌詞に合わせて終始聴けました。なかでも「死と少女 D531」で(死神)が歌う変質した声の部分に感心しました。