2006年11月3日 (金)
秋の名曲午餐会― ベルギーよりルービンシュタイン音楽一家を迎えて 

(ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、フルート)

2006年11月3日(祝)     Salon Collina

秋晴れの文化の日、我が家にはベルギーよりルービンシュタイン音楽一家がやってきた。お父さんのジェロルドさんはジュリアード音楽院出身のヴァイオリニスト、有名なグァルネリーの1717年製ヴァイオリンを携えてきた。お母さんダリアさん、叔母さんのオリットさん、それに義妹のマリアンヌさんはピアニスト、ご主人ダニエルさんはヴィオラ奏者、ご本人、望美さん(神田望美)はフルーティストである。皆さん、いずれも音楽大学の先生をしておられる方々である。音楽を通じての家族の絆、団結心を見ると同時に厳しい目でお互いの演奏を見詰めている現場も見た。                       演奏後、庭で寛ぐ観客の皆さん

プログラム
1. フルートとピアノによる
バッハ:ソナタ変ホ長調 (第二楽章のシチリアーナが有名)
ほの明く、ほの暗いフルートの音が心の隅を洗い、感傷をそそった

2. ヴィオラとピアノによる
ブルッフ: Kol Nidrey
ユダヤ教、断食の祭りの祈りにちなんで作られた悲しい曲。
夜汽車の汽笛が闇を破って遠くに聞えるような淋しげな曲、低く
湿った音が重く響いた。

3. ピアノ連弾による
モーツアルト: アンダンテと変奏 ト長調KV501
ドボルジャーク: スラブ舞曲
高い音が低い音で輪郭が付けられた感じに響いた。

4. ヴァイオリンとピアノによる
シューベルト: ソナチネ ト短調 Op.137-3
エルガー: 愛の挨拶
クライスラー: 中国風タンプラン
名器のヴァイオリンを意識するからか本人の腕の賜物か知らないが、
普段聞くヴァイオリンとは一味違った。これぞヨーロッパだと思えるような、
長く箪笥の中に仕舞われていたような音の味がした。高音の効いた枯淡の
味がした。

演奏後は庭に出て演奏家の皆さんと談笑した。お天気はすこぶる良かったが、霞がかかって富士山は見えず。しかしアフタヌーンティーを口にしながら芸術の秋を堪能した。ベルギーからきた演奏家たちもご満悦の様子だった。

 ( 金 ) 秋の名曲午餐会― ベルギーよりルービンシュタイン音楽一家を迎えて