2008年11月30日 (日)
第一回ベルギー音楽セミナー

2008年11月23日~30日

初めてのベルギー音楽セミナーを初冬のブリュッセルで行なった。参加者はわれわれ夫婦を入れて七人。ベルギーの人たちと一緒にジョイント・コンサートを行なった。中近世と現代が混在した表情豊かなシックな街に一同感激、さらにフランス語圏のモンスの町にフラマン圏のブルージュに足を伸ばした。

ジョイントコンサートの一部模様だけ記しておこう。

夕方早めに「アトリエ」に行き今晩八時からの白/日ジョイント・コンサートに備える。ベルギー側からの出演者は主としてルービンシュタイン夫妻が教えている学生だ。可愛い女の子がビデオを廻す両親の前でピアノを懸命に弾く姿はいずこも同じ、和やかな空気が流れる。

日本側は柳沢さんがショパンのノクターンとリストのカンパネラ、山口さんがリストのメヒストワルツ、鈴木さんが山口さんの伴奏で「カルーソ」、「愛の賛歌」、
「千の風になって」を歌った。
いずれも周囲の絵とマッチするようで楽しく素晴らしかった。大きな絵を一つずつ丹念に見ていると実に豊富な色使いで色の濃淡を知る。手の表情など骨の凹凸のさまがうまく描写されていてその人の心理状態まで分り
そうだ。また横たわるヌードにしても体の裏側まで見透せる感じがし体全体の重量感まで伝わってくる。肌色など私が描いたら精々四色ぐらいだろうが、これらの絵では間違いなく十色以上は使われている。音楽も同じ。美しい音色という
ものは微妙に異なる多色性にあるはず。一流の音楽家の演奏はきっと豊富な色彩の妙に満ちているのだろう。その微妙さを聴き取れる確かな耳を養うことが先決と自分に言い聞かせた。

					
 ( 日 ) 第一回ベルギー音楽セミナー