2014年5月19日 (月)
2014.5.18 横山美里 & 藤森亮一 デュオ・リサイタル

夏日を思わす今日、N響首席チェリストの藤森亮一氏とコンサート・ピアニストの横山美里さんがSalon Classicで約40名の観客を目前にして豪華な演奏を披露した。

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J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
プレリュード
アルマンド
クーラント
サラバンド
メヌエット
ジーグ

ブラームス チェロソナタ第1番 ホ短調
I. Allegro no troppo
II.  Allegretto quasi Menuetto
III.  Allegro

ラフマニノフ  前奏曲 嬰ハ短調  作品3-2「鐘」
前奏曲 ニ長調  作品23-4

ピアソラ    オブリビオン
ル・グラン・タンゴ

アンコール曲  ラフマニノフ ヴォカリーズ  サン=サーンス 白鳥の湖

3年前、このお二人と読響の小森谷 巧氏の三人で組むThe Grand Trioの演奏に感激した筆者は演奏シーンを30号の油絵にしてホールの壁に飾った。その絵に見入りながらお二人は演奏した。本日のバッハ曲はその作品の中でも特に高く評価されるものの一つだそうで、深く艶やかなチェロの響きは荘厳で崇高、ほの暗いバロック教会の中で聴くような醍醐味を味わった。次のブラームスは重量感があり内省的で非常に渋かった。前半の曲に引換え後半は闊達な曲。ラフマニノフの最も有名な曲、前奏曲 嬰ハ短調  作品3-2「鐘」はモスクワの赤の広場の、クレムリン宮殿の鐘にインスピレーションを得たとか、憂鬱な感じがするがロシアを旅したことのある筆者はラフマニノフが好きだ。この曲は浅田真央の舞にも用いられてお馴染みになった。最後のピアソラのル・グラン・タンゴは情感をチェロに叩きつけたような傑作で、そのエキゾチックな音色に圧倒された。