2015年10月6日 (火)
2015年10月4日ヤヴォルカイ兄弟デュオ(ピアノ:霜浦陽子)

湯気がもう立っていませんが…

10/4、18:00より開いたヤヴォルカイ兄弟のデュオ・リサイタルに霜浦陽子がピアニストとして登場した。彼女のピアノソロにシューベルトの即興曲ヘ短調作品142-1、ラヴェルの「水の戯れ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」があった。私は元来絵画的なラヴェルの曲が好きだが、中でも今回の「亡き王女…」が好きだった。高尚な雅を感じるからだ。私は今、芦屋で「ヨーロッパ歴史研究」のサークルに入っているので、この表題には特に関心がある。パヴァーヌとは16,7世紀、宮廷で流行った舞踏で、その言葉の響きがよい。この王女は後の神聖ローマ皇帝レオポルド1世の皇后となるスペイン王フェリベ4世の娘で、その幼い頃の絵、ディエゴ・ベラスケスが描く「マルガリータの肖像」を胸に描きながらこの曲を聴くと一層その雅を感じるのだった。 ヤヴォルカイ兄弟と霜浦陽子のトリオは、ハイドンのジプシー風トリオ作品39番。 ヴァイオリンとチェロとピアノが相性よく睦み合い、明朗で軽快、流麗な心を洗うような調べが流れる。どこか部分的に讃美歌を聴いている趣となり、一瞬、ここは教会の堂内かと錯覚した。

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