2001年1月6日 (土)
21世紀開幕をディビッド・コレバーとともに祝う

西暦1年、1001年、2001年と今年からが本当の3回目のミレミアム、21世紀が始まる。ディビッド・コレバーのピアノで21世紀を語ろう。

ピアニストは鍵盤の前で詩人でなければならないのだろうか。詩人が原稿用紙の前で詩人であり、画家がカンバスの前で詩人であるように。

ラヴェルの「夜のガスパール」を聞く。「水の精」の甘美な囁き、その神秘な高まりで ひたひたと寄せるさざ波、時に激しく波打つ。
「絞首台」の亡骸が西日を浴びて赤く染まり、 首にくもの巣が、砦に鐘がなる。
「スカルボ」の妖怪が寝間の物陰で笑い、絹のベッド帳に 爪の音を立てる。
奴は天井から舞い降り一本足できりきりと部屋中を転げ回る。

リスト: 泉のほとり  エステ荘の噴水
ラヴェル: 「夜のガスパール」より”水の精””絞首台””スカルボ”
ベートーヴェン: ソナタ ヘ短調 作品57 「熱情」

 ( 土 ) 21世紀開幕をディビッド・コレバーとともに祝う