2015年6月27日 (土)
2015年6月23日漆原啓子ヴァイオリンコンサート

漆原啓子さんとDavid Korevaarが逢瀬を楽しむのは毎年この七夕の時期、琴座のベガと鷲座のアルタイルだ。二星を会わせるのがThe Music Center Japanの仕事、もう20年になる。昨夜のコンサートの盛り上がりはどうだ。大入りの観客の前で奏でる二人、もううっとりとしてしまった。
私の印象を述べよう。
●ブラームスのヴァイオリンソナタ第2番イ長調Op.100
ボクは今どこにいるのだろう。雄大なスイスのアルプスを眺めながら、花咲く美しい庭で詩の韻律を楽しむようにうっとりとヴァイオリン・ソナタを聴いている。あの昔見た映画、アルプス越えをしているエリザベス・テイラーを想い出しながら。
●コルンゴルトの組曲「から騒ぎ」Op.11…
こんな曲聴くのははじめて。名前覚えられない。そうだ、コンコルドにしておこう。プログラム・ノートを私が作ったので、見当はついたが、なるほど「から騒ぎ」だ。シッチャカメッチャカの面白味を味わった。
●ヴィエニャフスキ:伝説曲Op.17
しんみりとして湿っぽい曲。このヴィエニャフスキとその名に因んで付けた国際コンクールの最年少優勝者、漆原啓子を重ね合わせた。彼は12歳以下では入れないパリ音楽院に例外的に8歳で入学、最年少かつ最優秀で卒業した天才。このコンクールも今年で180年。可哀想にこの男、惚れた女性の父親の反対に会って結婚許されず。そこで一案。自分の生い立ちをこの「伝説曲」に仕立ててその両親に聴かせたら、成功、成功。なるほどこの曲はしんみりしているわけだ。
●ストラヴィンスキー:バレエ音楽「妖精の口づけ」よりディヴェルティメント
良かった。バレエの場面を彷彿とした。雪の精が可愛い少年に口づけ、大きくなって村祭りで婚約者と踊っていると、またもや現われた雪の精。婚約者と青年の奪いっこする。ニューヨークシティバレーでも見ている気分だった。

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