2019年2月12日 (火)

昨日の、アレーナ・チェルニー、河村典子、白土文雄の諸氏による室内楽ワークショップを聞いて非常におもしろくまたためになった。

アレーナのピアノレッスン風景を岡目八目でみていると、実に表情豊かなジェスチャーを交えて指導している。耳が遠いのでその説明は十分聞き取れないが、アレーナが生徒に「印象派の絵って解る?」と質問すると、生徒が「何かぼやっとした…」とか何とかと答えている。それでは不十分だと言ったと思うが、このやり取りを聞いていて、ハハン、生徒さんの彼女は楽譜を棒読みしているのだ、もっと詩情を養わなければいけないなぁと思った。ピアノの先生である家内にピアノの先生は「楽譜の棒読み」だけを教えては不十分だといったら、不思議なことに今日はあっさりこの発言を認めた。この話を河村さんにすると、室内楽も一緒、それはいわば劇です。台本を読んでいるだけでは不十分。他の人の音を聞いて丁々発止、音のやりとりすることが肝心なのですと言われた。絵を描いていても単に写生をするのでなく、その空気、雰囲気を出すのが味だからと思ったものだ。