2016年11月16日 (水)
Duo Agineko ヴィオラ・リサイタル

今日は二時からSalon ClassicでDuo Agineko(アジネコ夫婦)によるヴィオラ・リサイタルがあった。アンサンブル・メンデルスゾーンの面々は昨日で公式行事を終わえ、散り散りに別れたが、サンダー・ヘールツ(ヴィオラ)とヘールツ高橋康子(ピアノ)が居残りここでリサイタルを開いた。今日のプログラムは「ベルギーで生まれたロマンスの傑作選」とあるように普段あまり聴かない曲だが、陰影の濃い人生の喜怒哀楽をヴィオラならではの深く低い音色で綴ってくれた。その音色は、地味な二人が醸す外見とは正反対に、内面的には非常に滋味に富み、色に譬えればチョコレート色をしていた。音楽に没入した二人、なかでも康子の夢うつつとした表情で弾く姿にこちらもうっとりし、そのままサンダーに目を移すと、かれもまたかれの性格そのままに深くたゆとうとした調べを奏でている。足の長いスタイリッシュなサンダーに驚いていたが、後で聞くとバレエをやっていたとか、道理で様になっていたのだ。

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終演後、サロンでアジネコ夫婦を囲んで小パーティを開き、今、ベルギーで住んでいる二人と四方山話をした後、我が家に移動し、サンダーが好きだという日本酒で乾杯した。その中にベルギー・日本の比較文化論にもなった。昨日は若いソフィーが日本の芦屋駅前のデパートでmade in Japanの品物を見て目を輝かし、日本の幼児向け絵本を買っているのを目撃した。われわれがヨーロッパに行くと向こうのものに目を輝かすのと全く同じ。 珍しいものを初めて見る目と先入観、今やmade in Japanは世界のブランド商品なのだと再認識したことだった。

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