2019年6月10日 (月)
The Early Summer Joint Recital 新日本フィルのチェリスト、森澤泰氏を迎えて

今日のショスタコヴィッチのチェロソナタに感じ入った。横浜からきたジュリアード卒の旧知、森澤泰(ゆたか)君が2百年以上も前のチェロを用いてこの重厚な曲をSalon Classicで伊東くみさんのピアノで弾いた。ショスタコヴィッチは、解説によると1875年生まれ、私の祖父(1876)の時代の人だ。激動のソ連時代を生き、悲劇とパロディ、哀しみと不屈精神を経験しただけに、このソナタは感傷的で叙情的な部分もあるにはあるが、重苦しい内面的なエネルギーに満ちた部分が多く、真面目とパロディが交互に繰り返えされた。使われたチェロも現代のチェロとはまったく異質、別の楽器かと思うほど繊細な音色で、曲の重厚さとは正反対、それだけに曲の重さが目立った。このような曲を生で聴くと精神が躍り、感情が叫び出した。他の出演者にも触れたいが、長くなるので、今日は割愛する。