2014年6月22日 (日)
The Summer Joint Recital

140622JRDavidClassic 写真 (71)

David Korevaarの演奏を聴いていると、やはり他の人たちの演奏とは一味違うように思ってしまう。プロだからというより音楽性が違う。音楽性とは何か。よく耳にする言葉だが左脳的な理屈は知らない。私は右脳的に感じる美しさが音楽性だと思う。耳学問でないが私はこの20年来、耳音楽できたから、目や手や口でする楽譜は分からないが、耳にする音楽感度はかなり発達してきたと思う。音楽も絵と同じでそこに美しさがなければならない。絵が空間の美とするなら音楽は時間の美だ。どんな大きさの絵にも空間的な構成があり色の濃淡や質感、陰影、あるいはコントラストやアクセントがあり、それらに画家が陶酔しているとき知らず知らずの中に美を創造している。音楽の場合はどうだろう。この場合は時間的な構成があって、その中での音の強弱や緩急、それに音の質感などで作る抒情性に演奏者自身が浸って弾いているとき、知らず知らずに音楽美が創造されているのだと思う。ややもすると凹凸のない単調な一本調子になりやすい演奏の中で、やはりDavidの演奏には抒情性を感じた。高い音が一つカンとしたとき、アクセントに黄色い点を一つ絵に描き入れた気分になった。