2016年2月17日 (水)
The Winter Joint Recital 客演:イギリスよりアンソニー・ヒューイット氏を迎えて

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今日(2/16)は夜7時からイギリスよりピアニストのアンソニー・ヒューイット氏を迎えて冬のジョイントリサイタルをSalon Classicで開いた。アンソニーは、イギリスは北のカンブリア育ちだが、17歳で米国フィラデルフィアの難関カーティス音楽院を卒業した偉才、なかなか立派な腕を披露してくれた。一番バッターはフルート二本とピアノ、柿本夏奈、森脇佑季それに森脇貴幸の皆さんだった。F.ドップラーのDuettino onAmerican Motifsでアメリカ国歌が出てきて思わず姿勢を正した。アメリカに住んだ名残りがこんなところでこんな風に出るとは!次の細川利恵子のフランク:プレリュード、コラール&フーガがよかった。やはり私はどちらかというとフランス的なのだ。次にアンソニー。なかなかなものだ。今日はピアノの調べを聴きながらあらためてクラシック音楽の聴き方について考えた。大勢の観客の中には自らピアノを弾く人も多かろう。その人たちは彼のピアノにテクニック上のヒントを求めているかも知れない。しかし楽器のガの字も知らない私などはただ音の調べに流されながら聴いているだけだ。しかし、今日はクラシック音楽が長編詩に思えてきた。詩を読むとき、読むなりわが情感にすぐ響く詩もあれば、しばらく沈思黙考して初めてそのよさが分かる詩もある。長編詩になるほど情感への訴え方が読み進むにつれて違う。これを音楽にあてはめれば、たとえば、ショパンやベートーヴェンの曲は情感直接型だがシューマンやブラームスの曲となると私の場合は沈思黙考型になる。そういう意味で、今日の細川利恵子のシューマンやアンソニーのシューマンやブラームスは奥深くてじんわりと来る味わいを教えてくれた。